ラオス LuLaLao Coffee ── まだ知られていない、一杯

コーヒーの産地と聞いて、「ラオス」を思い浮かべる人は、まだ多くありません。

もし、いま一杯を淹れているなら。その香りのむこうに、まだあまり知られていない、東南アジアの山あいの風景を思い浮かべながら、読んでいただけたらうれしいです。

ラオスという産地

ラオスは、東南アジアで唯一、海を持たない内陸の国です。雄大なメコン川と、豊かな自然に恵まれた土地。世界遺産の街ルアンパバーンは、近年、旅の行き先として人気が高まっています。

そのラオスで、コーヒーが育てられていることは、あまり知られていません。栽培の歴史は100年をこえますが、シングルオリジンとして楽しめるラオス産のコーヒーは、まだごくわずかです。

今回の豆が育ったのは、ラオス南部のパクソン。標高1,250〜1,350mの高地です。

農園から、一杯まで

この豆を手がけるのは、ラオス・ルアンパバーンに拠点を置くLuLaLao Coffee。今回の豆は、南部パクソンの自社農園と契約農家が関わりながら育てています。

「FARM TO A CUP OF COFFEE ── 農園から一杯のコーヒーまで」。LuLaLao Coffeeは、栽培から精製まで、そして現地の直営カフェでの焙煎・抽出までを、自らの手で行う体制を大切にしている作り手です。一つひとつの豆に物語があり、納得したものだけを届けたい。それが、彼らの考え方です。

コーヒーの枝から赤く熟したチェリーを手摘みする様子
コーヒーチェリーの収穫

カティモールという品種

今回の豆は、カティモールという品種です。アラビカ種と、丈夫なカネフォラ種を掛け合わせて生まれた品種で、病気に強く、ラオスのコーヒー栽培を支えてきました。

精製は、ウォッシュ。赤く熟した実を手摘みし、果肉を取り除いたあと、発酵、水洗、乾燥の工程を経ます。各工程は清掃から始め、時間をかけて丁寧に進められています。すっきりと澄んだ、素直な味わいに仕上がります。

乾燥棚の前でチェリーを選別する様子
収穫後の選別
乾燥中の豆をバケツから運び入れる様子
乾燥の様子

香ばしさを、中深煎りで

この豆がもつナッツのような香ばしさと穏やかな甘さを引き出しながら、日々落ち着いて飲める一杯を目指して、中深煎りに仕上げました。

酸味は控えめで、バランスのとれた味わいです。クセが少なく、毎日飲んでも飽きのこない一杯。朝の一杯にも、ふと一息つきたい午後にも、そっと寄り添ってくれます。

まだ知られていない、一杯

同じアジアにあるラオスの山あいで、手をかけて育てられた豆が、いま、あなたの手のなかにあります。

Imori Coffeeは、アジア・オセアニアの産地から、こうした一杯を選んで届けています。この豆も、ご注文をいただいてから焙煎し、お送りしています。

LuLaLao Coffeeが、自社農園と契約農家とともにコーヒーをつくっていること。そして、誰がどのように関わって育てている豆なのか、その背景を知ることができる点に、Imori Coffeeは魅力を感じました。味わいだけでなく、産地やそこに関わる人たちのことまで伝えられる一杯として、この豆を選びました。

おいしく飲んでいただけたら、それでじゅうぶんです。そのうえで、「ラオスのコーヒー」という、あたらしい選択肢を、少しだけ心にとめてもらえたら。この一杯をきっかけに、ラオスの産地で続く営みに、少し心を寄せてもらえたらと思います。

コーヒー豆(200g)1袋につき200円を、森づくりの活動へ寄付しています。いまの私たちにできる、ささやかな一歩として。毎日の一杯が、森のことを考える小さなきっかけになればと考えています。

参考

この記事は、海ノ向こうコーヒーおよびLuLaLao Coffee公式サイトの公開情報を参考に構成しています。産地・作り手に関する記述は、海ノ向こうコーヒーを通じてLuLaLao Coffeeにも確認いただいた内容です。

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