東ティモール レヌマタ村 ― 遠い隣人の、一杯

コーヒーの産地と聞いて、「東ティモール」を思い浮かべる人は、まだ多くありません。

今回ご紹介するのは、東ティモール・レヌマタ村で、10世帯の生産者さんたちが育てたコーヒーです。

レヌマタ村という場所

今回の豆が育ったのは、東ティモール・エルメラ県レテフォホ郡のレヌマタ村。標高1,400〜1,800mの山あいにあります。

村には、約10世帯が暮らしています。1世帯あたりの農地は0.25〜0.3haほどです。

木の枝から赤く熟したチェリーを手摘みする様子
コーヒーチェリーの収穫

農家と、専門家と、NGOと

東ティモールでは、独立の混乱期からNGOピースウィンズ・ジャパンが、コーヒー開発のプロジェクトを立ち上げてきました。海ノ向こうコーヒーの産地担当者も、入社する以前から栽培技師としてこのプロジェクトに関わってきました。村々を訪れて栽培状況を確認し、専門家を招いてのワークショップを重ねながら、農家・専門家・NGOの三者が、時間をかけて信頼関係を築いてきました。

東ティモールのコーヒー産地では、木と木の間に有機物を入れる「ビオポリ」や、シェードツリーの落ち葉を土づくりに生かす工夫も行われています。今回の豆も、栽培期間中は農薬・化学肥料を使わずに育てられています。

複数人の手でチェリーを選別する様子
収穫後のピッキング

レヌマタ村では、完熟したチェリーだけを手摘みし、収穫のあとも村の人たちが集まって、みんなでピッキングを行っています。

ウォッシュで仕上げる

精製方法は、ウォッシュ。乾燥は、天日乾燥です。

手動式パルパーにチェリーを入れる様子
パルパーでの精製

レヌマタ村には、パルパーづくりの名手がいて、彼のつくるパルパーと同じ型のものが、レテフォホ郡の各地の村でも使われています。

中深煎りで、やわらかな酸味を

中深煎りに仕上げました。やわらかな酸味に、ほのかに柑橘を思わせる風味が重なる、毎日の一杯として飲みやすい、穏やかな味わいです。

この豆を選んだ理由

レヌマタ村は、約10世帯という小さなコミュニティで営まれている産地です。

栽培期間中、農薬・化学肥料を使わずに育てられていること。そして、ピースウィンズ・ジャパンと農家、専門家が、時間をかけて一緒に取り組んできた背景があること。Imori Coffeeは、そんなレヌマタ村のコーヒーづくりに魅力を感じ、この豆を選びました。

私たちは、こうした取り組みを現地の農家が育てた豆を実際に仕入れ、盛岡で焙煎し、その背景とともに届けていくことを、Imori Coffeeなりの応援のかたちだと考えています。

おいしく飲んでいただけたら、それでじゅうぶんです。そのうえで、この一杯をきっかけに、レヌマタ村という小さな産地や、そこで続いている営みに、少し心を寄せてもらえたらと思います。

この豆も、ご注文をいただいてから焙煎し、お送りします。

コーヒー豆(200g)1袋につき200円を、森林保全や森づくりに関する活動へ寄付しています。毎日の一杯が、森のことを考える小さなきっかけになればと考えています。

参考

この記事は、海ノ向こうコーヒーの公開情報を参考に構成しています。

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